電気火災に注意!!

 近年、人吉下球磨管内において電気火災が多発しています。私たちの暮らしに欠かせない電気も、使い方を誤ると火災に繋がってしまいます。電気の正しい使い方や電気火災の内容を理解して、電気火災を防ぎましょう!

 皆さんの周りに下記のような状況はありませんか?

■主な電気火災原因

過多の電流が流れる

 たこ足配線などにより、定格容量を超えて一度に多くの電気機器を使用し続けると、過電流によって発熱し、出火する恐れがあります。電気機器の消費電力、コンセント、延長コードの許容電流を確認し、定格容量を守って使用しましょう。

 

 

トラッキング

 プラグをコンセントに差し込んだ状態で、ほこりや湿気がたまったまま放置しておくと、小さな火花放電が繰り返され、プラグなどのプラスチック部分が炭化し、出火する恐れがあります。プラグは定期的に乾いた布などで掃除しましょう。また、プラグに水がかかったり、湿気がついたりしないように気を付けましょう。

 

 

金属の接触部が過熱する

 配線または電気機器の接続部が緩むと、接触抵抗が増加することにより発熱し、出火する恐れがあります。また、プラグの差込みが不十分な場合にも、プラグが外れかけて接触抵抗が増加し、発熱する恐れがあります。プラグはしっかりとコンセントに差し込みましょう。

 

 

電気コードが断線する

 電気コードや配線が引っ張られたり、折れたり、踏まれたり、挟まれたりすることで、部分的または完全に切断状態となり、発熱して出火する恐れがあります。プラグ本体を持たずに電気コードを引っ張ったり、家具などの下敷きにしないように注意しましょう。

 

 

コードを束ねること等により過熱する

 電気コードを束ねた状態や、じゅうたん等の下に敷いた状態で使用すると、電気コードの熱の放散が悪くなり、過熱して出火する恐れがあります。電気コードを束ねた状態で使用しないようにしましょう。

 

 

短絡(ショート)

 電気コードの配線が劣化したり、傷がつくことにより配線の両極(+と-)が直接電気的に結ばれてしまうと短絡(ショート)を起こして、出火する恐れがあります。配線が古くなったり、傷んだりしている場合は、短絡する恐れがありますので、新しいものに交換しましょう。

問い合わせ

人吉下球磨消防組合中央消防署予防調査室 

℡0966—22—5241