危険物施設における風水害対策等について
「令和2年7月豪雨」では、球磨川や支流が氾濫し、多くの尊い命や財産が失われ、人吉・球磨地域に大きな爪痕を残しました。
全国的に見ても、近年台風や豪雨による大規模な風水害が相次いで発生しており、危険物施設においてもさまざまな被害が発生しています。危険物施設が風水害の被害を受けると、大量の危険物が流出したり、周囲を巻き込む大爆発を起こしたりするなど、周辺地域にも多大なる影響を及ぼします。
これから本格的な出水期を迎えるにあたり、危険物施設に対する風水害への事前の備えや対策を講じていただきますようお願いします。
「危険物施設の風水害対策ガイドライン」について
総務省消防庁から、危険物施設を風水害から守るために「危険物施設の風水害対策ガイドライン」が発出されています。ガイドライン内では、施設形態別の個別事項として、施設形態別のポイント、チェックリスト(例)及び風水害対策における初動対応のフローチャートも示されています。
詳細については、こちらです☞ 危険物施設の風水害対策ガイドライン(ver2)
風水害対策の3つのポイント
「危険物施設の風水害対策ガイドライン」では3つの段階別に、風水害対策を検討することとされています。
1.平時からの事前の備え
2.風水害の危険性が高まってきた場合の応急対策
3.天候回復後の点検・復旧
施設形態別のポイント及びチェックリスト(例)
危険物許可施設の形態別のポイント、チェックリスト(例)及び初動対応のフローチャートは以下のとおりです。
・6 簡易タンク貯蔵所 ・風水害対策における初動対応フローチャート