水難事故ゼロへ!命を守るためにできること

 夏は川やプールなど水とふれあう機会が増える季節ですが、同時に水難事故が最も多い時期でもあります。水辺の特性や危険を正しく理解し、安全で楽しい思い出をつくりましょう。

🚸水遊びで気をつけること

水遊びや釣りは楽しい反面、危険も潜んでいます。以下のことを守りましょう。

🚫してはいけないこと

・一人で遊ばない

・水深や流れが分からない場所には近づかない

・草に覆われた土手やぬかるんだ岸辺に近づかない

・流れてきた物の上で遊ばない

・水が増えてきたらすぐに遊びをやめる

・「立入禁止」の表示がある場所には入らない

・プールでは走らない、無理な飛び込みをしない

🎣釣りの際の注意点

・岩場やぬかるんだ場所では足元に注意して慎重に行動する

・必ずライフジャケットを着用する

・足元が滑りやすいため慎重に行動する

・ダムの下流や中洲では急な水位変化に注意する

🦺ライフジャケットの着用

水辺では着衣での落水事故が多く発生しています。命を守るライフジャケットの着用は大人も子どもも徹底しましょう。浮力があり、衝撃をやわらげてくれる役割もあります。

・目立つ色でサイズの合ったものを選ぶ

・ベルトはしっかりと締める

⚠️水辺の危険を知ろう

川や池など自然の水辺は天候や地形によって変化します。以下の点に注意しましょう

・雨による急激な増水

・水流の速さ・水底の深さ・滑りやすい場所

・水中にいる毒性のある生物

・割れたガラスや水底の貝殻など

🆘もしもの時の対応

落水したら

・慌てず、仰向けになって「浮き身」の姿勢をとる

・ペットボトル・ランドセル・ボールなどを浮き具に活用

助けるとき

・飛び込んで助けに行かず、棒・ロープ・衣類などを「差し伸べる」

・ペットボトルや浮力のある物を水面へ投げ入れる

緊急対応の手順

・すぐに119番通報

・周囲の協力を得る

・声をかけて落ち着かせる

・「浮き身」を指示し励ます

・自分の安全を確保しながら救助する

💡水を楽しむための心がけ

事故の多くは環境に対する油断や自身の泳力への過信から起こります。自然への敬意と安全意識を持ち、慎重な行動を心がけることで、水辺のレジャーを安心して楽しむことができます。