リチウムイオン電池からの火災に注意!

 リチウムイオン電池は、モバイルバッテリーやスマートフォンのほか、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機など日常生活で身に着けたり、持ち歩いたりする様々な製品に使用されており、これに起因する火災が、近年急増しています。取扱い方法をよく確認し、異常を感じた場合は、すぐに使用を中止しましょう。

 事故事例

〇ワイヤレスイヤホン

・4年前に購入したワイヤレスイヤホンが充電後に発火し、一緒にかばんに入れていた水筒などが焦げた。

・ワイヤレスイヤホンを使っていたら爆発し、首をやけどして衣服が少し焦げた。

〇スマートウォッチ

・ネット通販で購入したスマートウォッチが充電中に熱で溶けた。

・スマートウォッチを腕につけたまま寝ていたところ、深夜に突然発火して、腕にやけどをし、シーツが焦げた。

〇携帯用扇風機

・パソコンのUSBポートに接続し使用していた携帯用扇風機が突然火柱を上げ発火した。

・かばんに充電済みの携帯用扇風機を入れていたところ、かばんから煙が出てきて異臭があった。慌てて取り出したところ発火した。 

 リチウムイオン電池使用製品を使用する際の注意ポイント

1 強い衝撃や圧力を加えないようにしましょう

2 高温になる場所では使用・保管しないようにしましょう

3 充電は、安全な場所で、なるべく起きている時に行いましょう

4 異常を感じたら使用を中止しましょう

5 発火した時はまず安全を確保し、できれば大量の水で消火しましょう

6 製品情報、リコール情報を確認しましょう

7 公共交通機関では、持ち込みルールを守りましょう

 リチウムイオン電池使用製品を廃棄する際の注意ポイント

1 リチウムイオン電池が使用されているかを確認しましょう

2 リサイクル可能なものは、リサイクルしましょう

3 廃棄方法を確認して、廃棄しましょう

4 廃棄する前にはなるべく電池を使い切りましょう

 

出典:消費者庁ウェブサイト(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_083/)